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蒲焼きって何?お客様の質問を発端に、ウナギの「かば焼き」の謎に迫る!?
蒲焼きって何?(´・ω・`?)
先日、お客様のひと言で「んっ??」となったスタッフがいました。いままで普通に使っていたので、「蒲焼き」の意味を考えたこともありませんでした。
「蒲焼きって、なんで蒲焼きって言うん?」
「諸説あるそうですが、『蒲の穂』に似ていることから、『蒲の穂焼き』が訛って、『かばやき』になったらしいですよ」とお答えしたものの、
口に出してからふと疑問が。「え?似てます?似てなくない??」
そして、調べてみたところ…
江戸の初期は捌かずぶつ切りにし、串を刺して焼いていたとか!?
なるほど。それなら蒲の穂に見えそうですね!
ということで、浮世絵で蒲の穂焼きの様子が書かれていないか探してみました。
……。
ありました。
捌かれていました。
でも、残念ながら、その絵をこの場で紹介することはできないのですが…
う~ん、分からなくなってきました。
ということは、きっとこれですね!
今では筒焼きと呼ばれていますが、これこそが蒲焼きだったのでは!!
この見た目なら納得!
蒲の穂みたい!!
筒焼きは甘みのある脂がギュッと閉じ込められて、とてもジュージー。
サクッ、フワッの現在の蒲焼きとは、また違った味わいを楽しめます。
今では筒焼きをたべれる所は少ないですね。
また、現在主流の醤油ダレですが、これはうなぎの「蒲焼き」が普及したのと同じ時期で、濃口醤油が普及した江戸時代後期と言われています。
現在の筒焼きも、タレが染み込まないので白焼きで食べることが一般的です。
お客様のひと言で始まった、うなぎの謎解き。普段、当たり前に思い、その意味を探求することがありませんが、改めて勉強をするいい機会でした。